月に咲く花の如く あらすじ51話
「悲痛な結末」
呉家から出て行くことを決めた周老四は、旅立つ前に周瑩に、再縁しろ。お前は男に頼らずとも生きていける。だが連れ合いは必要だ お前にふさわしいのは酒が飲めて賭けを恐れず お前を楽しませる奴だ。沈星移なんかぴったりだと思うぞ 奴に決めろ。お前も奴のことが好きなんだろ?と聞きます。
周瑩は、冗談はやめて。違う!と答えます。
周老四は、星移が描いてくれた絵を肌身離さず持ってるくせに。星移に会いに行け!駆け落ちすればいい。確かに呉聘(ごへい)はお前によくしてくれた。だが星移もお前に尽くしてる。それに呉聘は死んだが星移はまだ生きてる。死人より生きた人間を大事にすべきだと話します。
周瑩は、彼の想いは承知よ…怖いの…と打ち明けます。
周老四は、何が怖いんだ。10年前 俺たちが涇陽に来た時3両の銀子しか持ってなかった。知り合いもいない。何なら10年前に戻ったと思え!臆病者め…人の一生なんて短いものだ。俺もはや60歳だぞ。いろんな酒や料理を飲み食いしたしケンカもした…いろんな所へ行って友達も作った…充実してたよ。お前も俺のように好きなことをやれ。自分にとって価値ある人生を送るんだと話します。
周瑩は周老四に、どこで私を拾ったの?と話を変えます。
周老四は、旅立つ前に真実を教えてやるよ。お前は明の公主の子孫だ!と作り話をします。
周老四は呉家東院の使用人たちに見送られ旅立ちます。
その後、周瑩は呉聘(ごへい)の墓前で胡咏梅(こえいばい)と会います。
周瑩は胡咏梅に、ナツメ餅に毒を入れたわよね?と問い詰めます。
胡咏梅は、でたらめよ!と震えます。
周瑩は、呉聘はナツメ餅が私の好物だと知って毎日のように買ってきてくれたわ…あなたはそれを知って劉さんの店を買い取りナツメ餅に毒を盛った 私を殺すためにね…でも私はつわりが重く あの日は ひと口も食べられなかった…呉聘は私が薦めるまま少しだけ食べた…と話します。
胡咏梅は、そういうことだったのね…お前が死ねばよかったのに!と泣き叫びます。
周瑩は、私が死んだとして呉聘に嫁げたと?私が死んでも呉聘は あなたを娶らないわ。下手人を突き止めて私の敵を討ってくれたはずよ!と怒ります。
胡咏梅は、彼の許嫁は私だったのよ。卑しいお前など 相応しくない!と叫びます。
周瑩は、私は出自が卑しい。でも清廉潔白だわ。あなたは?
陰険で卑劣極まりない。呉聘に釣り合う?と聞きます。
胡咏梅は、お黙り!なぜ お前はしぶとく生きているの?と泣き叫びます。
周瑩は、呉聘が私を愛し見守ってくれてるからよ。何度 陥れられても無事だったでしょ?夫を亡くしたけど私は人生に価値を見いだしたわ。あなたはどうなの?最愛の人を殺し胡家の身代も潰した!お金や家族 心の安らぎすら失ったのよ!一生苦しみなさい!と言い放ちます。
逆上した胡咏梅は棒で周瑩に襲いかかり、ナツメ餅にヒ素を盛ったことを認めると何度も殴るのでした。
その時、旅だったはずの周老四が周瑩を助けますが、周老四は
胡咏梅に短剣で刺され、胡咏梅も短剣で自害します。
瀕死の状態の周老四は周瑩に、お前をどこで拾ったか…三原県
孟店村 大金持ち家だ…姓〝周″教養のある…農家だった…と
告げると息を引き取ります。
周瑩は上海に行くことを決心します。
一方、趙白石と結婚した呉漪は、満たされぬ日々を送っていました。
そんなある日、食事中に周瑩が訪ねてきたと聞いた趙白石は
すぐに席を立ちます。
上海に行くと聞いた趙白石は食欲がなくなります。
つづく
月に咲く花の如く あらすじ51話
(感想)
胡咏梅に殺されてしまった周老四。
私、ひょうひょうと生きて行く術を身につけている周老四が
好きだったのに😭
胡咏梅は2人を殺し 自害したけど 恨みから何も生まれない
自分自身を傷つけるだけなのに…寂しい最期だった…