月に咲く花の如く あらすじ72話
「積年の願い」
沈星移は没落してしまった沈家に戻って、両親や先祖の廟に〝必ず この手で朝廷を覆して郡王を倒し敵を取ります”と誓います。
そして、隠してあった日昌和の仕訳帳を持って、荒れ果てた
屋敷の中を歩きます…
すると そこに花嫁姿の周瑩が現れるのでした。
星移は、心は君と共にある…と告げます。
周瑩は、あなたには2万両もの懸賞金が かかっているのを知ってる?と聞きます。
星移は、今や呉家は陝西一の富豪だそうだな…と言います。
周瑩は、自分の身は自分で守るのよ…
星移も、君もだ…体を大事にしろと言うと〝女子学堂”の資料を渡し、私が志しながらやり残したことだ…君に託す。革命が成功するまで2度と君に会わない…と告げます。
周瑩は、革命は いつ成功するの?と問います。
星移は、分からない だが必ず成功させる…と言って周瑩を抱き寄せ、立ち去るのでした。
趙白石の元に〝日昌和 仕訳帳”が届き、
〝白石殿 この文が届く頃 私は反逆の徒となっています。臨終の父が残した帳簿を贈ります。書かれた内容は貴兄に役立つでしょう。国の民を救う気持ちは貴兄も同じはず。道は違えど我々の志は同じです。家も家族も失い革命に身を投じる私はすでに死も恐れません。生きて戻れても余生はわずかでしょう。ただ一つ 気がかりなのは彼女のこと…貴兄の彼女に対する想いは私もよく存じています。学んでも悟ることができずにいましたが 命の瀬戸際を経て儒教の道理をようやく理解しました。
誰よりも愛しながらも私と彼女との縁はすでに尽きています。だが貴兄と彼女にはまだ未来がある。
くれぐれも彼女を大切にしてください”と文が入っていました。
そして、周瑩は沈星移の志を継いで女子学堂の建設に尽力し始めます。
一方、沈星移から周瑩のことを託された趙白石は、周瑩との
縁談を呉蔚全(ごいぜん)に取り持ってほしいと頼みます。
呉蔚全は周瑩に、趙白石殿が縁談を申し込みに来たのだ。お前を娶りたいと…以前なら 相手が巡撫だろうが総督だろうが
たたき出していただろう。だが世の中は変わったんだ。今や寡婦の再婚は不道徳なことではない。今まで呉家に尽くしてくれた お前をこれ以上束縛することはできぬ。2人の縁談に賛成すると話します。
義母も、趙殿はいい人よ あなたが思うようにしなさい。はんたいはしないと言います。
周瑩は戸惑いますが、趙白石の想いを聞いて、自分だけが
気づかなかったと知るのでした。
つづく
月に咲く花の如く あらすじ72話
(感想)
趙白石は周瑩への想いを心に秘め 10年以上も周瑩を守ってきたよね😍
周瑩は星移を愛しながらも 別れを選んだ…
趙白石と呉聘(ごへい)って、周瑩よりも年上で真面目で
正義感があり純粋で似てるよね😊
周瑩は趙白石と再婚すれば穏やかに人生を送れそう…