晩媚と影〜紅きロマンス あらすじ2話
「暗殺者の城」
目覚めた蘇七雪(そしちせつ)は人影に気づき、怯えながら部屋の中を逃げまわります。
人影は、その荒れた手 貧弱な腰つき 貧しい家の出と分かる…働きづめで髪もつやを失っている…器量の良い女でも
ここで生き抜くのは難しい…反抗的な女であれば死ぬよりも苦む…と話します。
蘇七雪は、近づいたら刺してやる!と言います。
男は蘇七雪の腕を取り、そんなものでは殺せん。役に立たないゆえ私によこせ。その度胸に免じて こちらも寛大になろう…
地味な顔だな。顔色もよくない。このかんざしのほうが似合う…これが最も美しく映えるのは髪に飾る時ではない。人の血にまみれた時だ…と渡します。
蘇七雪はかんざしを髪にさすと逃げようとしますが、つかまってしまいます。
男は、帰る家や待つ者がいないのであれば ここで〝地殺”を目指すがいい…少なくとも住む場所ができると話します。
誰なの?と尋ねる蘇七雪に男は、長安だと答えます。
ここはどこ?と問う蘇七雪に長安は、姽嫿城…もっと知りたければ冷静になれ。ここで生きる道もあると言うのでした。
その後、身なりを整えた蘇七雪は月影(げつえい)につれられ〝吹杏楼”に向かいます。
蘇七雪は城主である姹蘿(たら)から
器量がいいだけでなく度胸もあるから素質がありそうだと、〝晩媚(ばんび)”という新しい名を与えられ、美貌と知恵で暗殺を行う刺客“地殺”を目指して晩香と訓練を始めることになります。
しかし、“地殺”に選ばれるのは一人だけで、落伍者には命の保証などない悲惨な運命が待ち受けているのでした。
そんな中、晩媚は今後の暮らしや修練 そして任務まで共にする〝影”と呼ばれるものを選ぶように命じられ、最初に出会った男性・長安(ちょうあん)を選びます。
長安は晩媚に、姽嫿城は 刺客の集まる場所で〝地殺”は最下級の刺客ですと説明します。
私は何も武術ができないと言う晩媚に長安は、頬紅に種類があるように殺しも同じ。あなたの容色と度胸はは最大の武器になります。武術が必要な時はこの影がいます。そういう仕事も影の務めですと話します。
一方、若様である李嗣源(りしげん)は月影から姹蘿が折れて
蘇七雪が〝晩媚”と命名したと報告を受けていました。
目が見えない李嗣源は月影に、晩媚とかいう娘がどうなろうと 私にはどうでもよい…あの娘をねじ込んだのは姹蘿への警告で〝聴竹院からの音色は途絶えぬ”という脅しだ。姹蘿が焦るほどにつけいる隙は増える…と話します。
城主は若様が送り込んできた晩媚が気に入らず、蠱毒の粉を混ぜ込んだ頬紅を
渡します。
長安は晩媚に、いつも警戒するように忠告します。
長安は晩媚に姽嫿城を案内しながら、
かつては則天武后の隠密機関だったが、その後 江湖の仕事を受けるようになり、数百年も存在し続け、ここから見える山も全て姽嫿城のものです。
今 住んでいる雲璟館は姽嫿城に来たばかりの新入りが使う建物です。
これが 地殺院。地殺は12人なので12棟あります。地殺には武術の腕前は必要ない。美貌と知恵で任務を果たします。
天殺院は4つで いずれも山の中腹にあります。〝天殺”は地殺の一つ上 気功と武術の腕を磨き 地殺より自由に行動することができます…
地殺になれば傘が授けられます。これは血蠱を養うもの。1人殺すたびに傘は血を吸い 紅くなり〝地湧金蓮”という金色の花が表面に現れます。
10人殺せば 十の花が開く…10番目の花にいる血蠱が体内に入れば気力が大いに高まり天殺に昇格できるのです。そしてここが絶殺院…絶殺は2人いますが
絶殺院は1つです。絶殺の1人は月影…城主の支配が届かぬ場所に住んでいます。姽嫿城の掟は厳しく そして懲罰も残忍です…城主に挑戦した絶殺が
もし勝てば その城主は残酷な手段で殺される…
白い屋根は璣骨閣(きこつかく)。化粧師や裁縫師がいます。絶殺の流光が管理しています。
緑色の建物は砕骨子軒と言い医者がいます…薬剤を調合する所で刑堂主の管轄。賞罰は刑堂で決め監視役の〝千瞳”(せんとう)がいます。従者や料理人は
雲璟館の裏に住み普段は姿を見せませんと一通りの説明をします。
長安は晩媚に、過去を忘れ ここの掟に従って新たな道を生きるのですと諭します。
晩媚は、人を殺したことがないの…と不安そうに言います。
長安は、殺すのが嫌なら誰かに殺させますか?例の晩香はどうでしょう…夜も更けました お休みを…と促します。
つづく
晩媚と影 あらすじ2話
(感想)
晩媚の横顔がとても綺麗で羨ましい💕💕見惚れてしまいますよね。
〝姽嫿城の掟 ”なんだかおどろ恐ろしい世界のようです😱😱
長安は晩媚を上手に守ってくれてる気がしますが 見方なのか それとも…
ワクワクしますよ〜3話も早く見たいです❗️