女医明妃伝〜雪の日の誓い〜あらすじ15話
「医食同源」
允賢は自分を救ってくれた旅芸人一座のまかない人として働くようになります。
王道士は允賢に、調薬は組み合わせが大切。料理も同じだ
食に用心すれば病とは無縁。ワシが用いたのはいわゆる
〝薬膳″だと話します。
ある日、允賢は座員の体調に合わない料理を出して王道士をひどく怒らせてしまいます。
一方、皇宮では汪国公が皇太后に対し、万が一、郕王 (朱鈺)が心の病だから長引いた場合を考えて、皇帝に世継ぎを作らせるよう進言します。
そんな中、膳に春薬を混入されたと知った皇帝(鄭斉)は怒り皇太后に詰め寄ります。
皇太后は、私は精の付く食材を加えるように指示しただけ…
春薬など滅相もない。近頃 陛下は独り寝が多いと聞き起居注を調べると妃を召されぬ日がひと月も続いていますと話します。
母上に関係が?と聞く陛下に皇太后は、もちろんあります。
即位して久しいのにいまだ世継ぎがおりません。心配せずにおられますか?と言うと
陛下が皇太后の腕を払い退けた瞬間、皇太后が床に叩きつけられ頭から血が流れ昏睡状態になります。
皇帝は、もし一命を取り止めたら、実母の命を奪ったことを水に流そうと思っていました。
その頃、允賢は王道士が偽薬を売り、いかさまをしている詐欺師だと思っていましたが、自分が間違っていたことに気がつきます。
允賢は王道士に、医術の心得がないと嘘をついたのは…医術を習ったために家族を苦しめたからです…あの患者も ただの胃痛で重病ではありませんでした。だから道士の帰りを待とうと思ったんです…と打ち明けます。
王道士は、胃痛は重病ではないと?世間には こういう言葉がある〝医者たる者は親心を持て″医術の腕が高かろうと低かろうと関係ない。心得るべきは ただ一つ〝人の身になる″先日の患者は壮年の男だった。だから少し待たせても大丈夫だと判断したのか?あれが老人や子供なら気の毒だと思うのだろ?ならば お前に聞く。あの壮年の男が お前の兄なら あるいは夫や父親だったらどうした?医術は知らぬと言い張りほっておく…そんな者が医者になれると思うか?医者になる資格があると思うか?と叱るのでした。
允賢は、雨の降る中じっとひざまずいていました。
王道士は、これだけの時間雨の中をひざまずいて何か分かったか?と聞きます。
允賢は、分かりました。医者は一生 医者であり どんな患者であろうと平等に診なければいけない…と答えます。
王道士は、なぜ女のたしなみを学ばずワシの医術を習う?と聞きます。
允賢は、あなたは道士なのになぜ修行を怠り 役者と旅をしながら診療や お祓いを?と反対に聞きと
道士は、お前の気性は…と笑い ワシに似ていると言います。
南山で蛇を獲ってきたら弟子にしてやると道士に言われた允賢は、蛇を捕まえて弟子になるのでした。
つづく
女医明妃伝 あらすじ15話
(感想)
道士の言葉に允賢は生きる力が出てきて、目標も見つけることができた🌟🌟
道士って、心の病も治しちゃうなんてすごいね〜😊