女医明妃伝〜雪日の誓い〜あらすじ28話
「出陣の日」
2日後に出征することになった皇帝(鄭斉)は皇后と共に
允賢に別れの挨拶をするためやってきます。
皇帝は允賢に、兵権を奪取した。これで兵部と戸部を掌握できる。お前の父上を救出した後に汪美麟を廃してやると元気づけます。
允賢は、親征軍ならオイラトを撃退できます。もしも父が無事生還したら私の顔を立てて父を重用してくださいと頼みます。
翌日の出陣式に允賢の姿はないことに気がついた皇后は、
胸騒ぎがして允賢の様子を見に行かせます。
その頃、汪美麟から死ぬように脅された允賢は、毒蛇の入った籠のふたを開け手を入れようとしているのでした。
それを見た丁香は必死にやめさせます。
允賢は、汪美麟から家族や皇后様の命と引き換えに自害を強いられたと泣きながら打ち明けます。
允賢からすべてを聞いた皇后は汪一族に疑念を抱かせず皆の命を守れることを思いつきます。
その後、朱鈺は允賢が急逝したと伝えられます。
皇后は朱鈺に、死因は蛇の毒よ…ここ数日お祖母様の体調が優れず どんな薬も効かなくて允賢は焦っていたの。蛇の毒を取ろうとして噛まれたのと泣きます。
朱鈺は医者を呼べ!と叫ぶと気を失います。
馬車の中で劉院判は仮死状態の允賢に鍼と薬で意識を戻させると、もうすぐ明軍に追いつくぞと言います。
劉院判は允賢に、行軍用の薬を渡し、これも修行だぞ。軍医として従軍する以上責任は重い。戦場は常に死と隣り合わせ。一度の失敗で多くの命を失うこともあると励まします。
その頃、目が覚めた朱鈺は允賢が亡くなったと聞くと血を吐きます。
明軍に追いついた允賢は、兵たちに配る薬の量が少ないと分かると、生姜などで薬を作ります。
皇帝は允賢を見ると笑顔になり、薬の調達を王振に命じます。
王振は、軍需品で稼ぐのも役得だと笑っていました。
皇帝は自らオイラト軍と戦い活躍したことで明軍の指揮が高まるのでした。
そんな中、允賢は樊(はん)将軍に、もしや王長官を疎ましくお思いに?と尋ねます。
樊将軍は、私は宦官を好まぬ。腹黒いくせに、世辞だけは達者だ。奴の調達した兵糧は傷んだ古米ばかりで食えたものではないと怒ります。
それを食事に?と聞く允賢に樊将軍は、仕方ない。文句を言う兵もいたがきつく諭した。それより戦況が心配だ。オイラトの撤退はいかにも不自然に感じると話します。
もしかしたら…罠では?と聞く允賢に樊将軍は、医者にしては鋭いなと感心します。
私の父は将軍ですからと答えます。
そんな中、大同からオイラトが撤退します。
允賢は皇帝に、!今回の撤退は不自然です。思い返してみると オイライト側は死者の数も多くない。これまで何人もの将軍がエセンに敗れてきました。私の父も その1人です。しかし今回エセンは自ら戦うことなく あっさりと撤退していきましたと話します。
王振は、そなたは医者だ。国家の大事に口を挟まないでくれと
言います。
樊将軍も、順調すぎる戦いの展開に私も疑問を感じますと進言します。
皇帝は、何だと?順調に勝利を得て何が悪いのだ。もっと血を流せとでも?と機嫌が悪くなります。
允賢は、不自然な事柄には裏があるものです。まずはオイライトの動きを探りましょう。せめて敵の居場所くらい把握すべきです。ここは京都にも近いですし、油断は禁物かと…と忠言するのでした。
その時、兵糧に火をつけられ外に出てみると〝大明の天子″と
書かれた垂れ幕が出現します。
敵に侮辱された皇帝は怒りのあまり、無謀な行軍で敵を追います。
つづく
女医明妃伝 あらすじ28話
(感想)
皇帝は 子どもっぽい人柄ですよね〜😅
樊将軍も允賢も皇帝に忠言しても 全然耳貸さないし💦
王振は、戦を知らないのに 威張ってるし…😱
皇帝は王振に唆されてることも知らないで いい気になってるし😫 困ったちゃんだわ🌟