霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜あらすじ31話
「味も色もない薬」
穂禾は父の南平侯に内緒で戦地にいる熠王の元にやってきます。
兵法を学ぶ穂禾は、心身ともに熠王を守ろうと意気込みます。
翌日、熠王の命を狙う南平侯が、熠王が少数の兵と通る難所で待ち伏せし奇襲をかけます。
しかし娘の穂禾がいることに気づくと、決して娘を傷つけてはならぬ。その他の者は 皆殺しだ!と命じます。
一方、錦覓は熠王が出征し、都で彼の帰りを待つ錦覓は 羌活の持ってくる薬を飲んでいました。
錦覓は羌活(きょうかつ)に、その薬は清玥ね…と言います。
ごめんなさいと謝る羌活に錦覓は、味も色もなく…私が気づかない薬は清玥以外に心当たりがない…脈を乱すことなく ゆっくりと体を蝕む毒薬よ…と言います。
羌活は認め、でもまさか…と言いかけると
錦覓は、私にだけ清玥が致命的に作用すると知らなくて当然よ…私はずっと皆に隠れて薬を試してた…薬は毒でもある。
今 私の体に流れてるのは血ではなく毒よ…
羌活は、聖医族の掟をよく知るあなたがなぜ…あなたとは親友よ傷つけたくない。毒を盛ったのは早くここを出たかったから。あなたの愚かな行いが おばさんにも言えなくて…つい…許して…と泣きます。
錦覓は、聖女なのに掟を破った私が悪いの…情を持った以上死ぬべきだわ…と言います。
熠王の何がいいの?死ぬと知りながら心を奪われるなんて!
外見に惑わされたんじゃないでしょ?と問います。
錦覓は、ええ…違うわ。熠王の何がいいのかは…分からないの…
でも、すべてがよく思えるのも事実よ…と答えます。
錦覓は、私は錦覓として生きていきたい。聖女ではなく錦覓に戻るために…この命を捧げると告げます。
一方、南平侯は穂禾に、こちらに来るのだと命じます。
穂禾は熠王の前に立ち盾になり、南平侯を刺し殺すのでした。
熠王は穂禾に、この恩は必ず返す。今後 君が苦境に陥れば必ず助けよう…ただし婚姻は応じられないと拒絶します。
熠王は戦場からまっすぐ錦覓の所へ行き、錦覓の弱った様子を見てただ事ではないと感じますが、大したことはないという
錦覓の言葉を信じて薬を渡します。
再び戦場に向かう熠王。
錦覓は自分の命が残り少ないことを隠し送り出します。
その頃、暮辞は錦覓に滅霊箭で殺そうとしますが、
羌活は錦覓の盾になり、自分が犠牲になるのでした。
つづく
霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜あらすじ31話
(感想)
鎏英は友達の錦覓を守ろうと、愛する暮辞と戦うの😰
鎏英も素敵な女性ですよね💓