女医明妃伝〜雪の日の誓い〜あらすじ43話
「御薬房の立て直し」
汪美麟皇后は皇太后に、陛下が抗氏を迎え入れ途方に暮れてご相談に参ったと話します。
抗が後宮に?と尋ねる皇太后に汪美麟皇后は、太上皇と一緒に帰京したのです。陛下は抗氏を正式に入内させ貴妃に封じるおつもりです。抗氏が入内したら私はどうなるのでしょう。不安でたまりませんと泣いて訴えます。
そんな美麟に皇太后は、後宮に身を置く以上耐えねばならぬことなのだ。皇帝の寵は分け合うもの。私も先帝を独り占めすることはできなかった…一度は懲らしめたのだし 今度は鷹揚に構えて受け入れておやりと諭します。
美麟は他の者ならいくらでも耐えられます。けれど抗氏だけは別なのです!と嫌がります。
皇太后は、皇后らしく堂々と構えて立場の違いを思い知らせればいい。愚かな謀など巡らさずとも私の目の黒いうちはそなたの皇后の座は安泰だ。早く子を授かるよう努力しなさい。抗氏を目の敵にせず受け入れておやりと言い渡します。
一方、允賢は昨夜 祁鈺と言い争ってしまい、朝食も取らずに
散歩に出て、荒れ果てた御薬房を目にし驚きます。
允賢は侍女の緑香に、私が留守にしていた1年でどうしてこんなありさまに?と尋ねます。
緑香は、皇后様の方針で大勢の宦官や宮女が追放されました…
御薬房の者は真っ先に職を解かれたのです…解雇を免れた者は御苑の世話係になりましたと答えます。
允賢は、この荒れ果てた御薬房を再開してみせると決心します。
そんな中、昨日は短気を起こしてすまなかったと謝り機嫌を取る朱鈺に允賢は、御薬房を立て直したいから、みんなを呼び戻させてと頼みます。
承諾をもらった允賢は早速、再開に向けた人集めが始めます。
それを聞いた美麟皇后は、陛下は甘すぎるわ。ほっておけば増長するばかりだわ。後宮の主人他でもないこの私だと思い知らせる必要がありそうね!と怒り、オイラトで何があったか調べてほしいと父上に伝えてと命じます。
そんなある日、父親が允賢に、南宮に行ったが太上皇様に会いに行ったが陛下の許可がないと入れないそうだ。南宮の寂れた様子は街でも噂になっている…と話します。
允賢は話を聞いて心を痛めます。
朱鈺は、允賢が何か尋ねてきたら、皇太子が天然痘にかかり南宮を封鎖したと言えと命じます。
允賢は貴妃に封じられます。
銭皇后や皇太子、丁香に会いに行きたいと言う允賢に朱鈺は、今後は〝陛下″と呼べ!過去の話も口にするな!男と2人で帰還した事実は封印すると怒り出します。
允賢は、確かに私は殿方と一緒に帰還した…でも女子1人では無事に戻れなかったわ。陛下はそんな目で見ていたのね…と立ち去ります。
允賢は突然 血を吐き倒れます。
朱鈺は目を覚ました允賢に、あきれたぞ!感情的になり朕を置き去りにするとは何だ!身の程知らずめ!と罵ります。
允賢の機嫌をとるように、いずれ汪氏を廃してそなたを皇后に立てると言います。
本気なの?と聞く允賢に朱鈺は、汪氏には悪いがそなたのほうが大切だ。汪氏の懐妊は予想外だった。もう二度とない。避妊のため皇后には密かに薬を飲ませていると言います。
允賢は、あの親子は揃って私の命を狙っているわ…あの時 私に自害を迫ったのは侍女ではないの…汪美麟よ…と打ち明けます。
万安宮の前で2人の話を立ち聞きしていた汪美麟皇后は、私がここに来たことを口外せぬよう厳命しなさいと侍女に命じます。
美麟は、私を廃するつもりでいたなんて…すべて允賢がしくるだに決まっているわ。こうなったらあの女に地獄を見せてやると憎しみを募らせます。
そんなある日、知らない女が、万安宮に押し入り允賢を殺そうとします。
そこに朱鈺が現れ、難を逃れます。
その女は、孫皇太后の命令で、オイラト人に肌を許した女子を
見逃すわけにはいかぬと私に…と言い訳します。
朱鈺はその女を自らの手で殺します。
美麟が策略していることを知らない朱鈺は孫皇太后の元に行きますが、入り口で〝エセンが抗氏を娶ったという噂は事実です。危篤のエセンを献身的に治療する抗氏の姿を多くの者が目撃しております”と書かれている文を渡されます。
美麟は傷心の朱鈺に追い討ちをかけるように、太上皇とエセンが抗さんを取り合い怒ったエセンが太上皇を殺そうとしたそうです。抗さんはすぐにエセンの手に落ちたと…と噂話だと耳に入れます。
朱鈺は嫉妬に駆られ、允賢を責めるのでした。
允賢は、出家させてと頼みますが、聞き入れてもらえないのでした。
つづく
女医明妃伝〜雪の日の誓い あらすじ43話
(感想)
皇帝になった朱鈺は、ひどい人になっちゃったね😨
汪美麟も汪国公も、自分たちの悪事を全部 孫皇太后の
せいにして朱鈺を騙している😤😤
でも、皇帝の座にしがみつく朱鈺が哀れな結末にならなきゃ
いいけど…