霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜あらすじ34話

霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜

霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜あらすじ34話

「鳳凰灯の夜」

旭鳳は錦覓に文を書いていました。
〝今宵 留梓池(りゅうしいけ)で共に桂花酒を飲もう”と…

旭鳳は留梓池に鳳凰灯を吊るします。

錦覓は旭鳳からの文を受け取ると うれしそうに読みます。

一方、鎏英は旭鳳を訪ね、錦覓を狙ったのは滅霊族の暮辞だと
明かします。

鎏英は、滅霊箭は一族の者の血で作られ〝幽冥の怒り”を起こす。誰かに脅かされない限り作るはずはないわ。善悪の区別がつかぬ人ではなかったのよ。暮辞を脅し錦覓を狙った犯人が分かれば暮辞を救えると協力を頼みます。

旭鳳は、錦覓の安全のため必ず調べよう。だが暮辞の所業は…と言いかけると

鎏英は、暮辞は私の命の恩人で善良な人だったの…命は助けてほしいと言います。

旭鳳は、君のおかげで最悪の事態は免れ、錦覓の元神は 消えずに済んだ。暮辞の消息が分かれば必ず連絡しようと約束します。

鎏英は、ありがとう。それと固城王には気をつけて。歴劫中
滅霊箭であなたを殺そうとしていたと伝えます。

旭鳳は鎏英の話を聞いて母上が関係していると気づき、
言い争いになり、錦覓を殺したら許さないと警告します。

そんな中、錦覓と旭鳳は留梓池で会い、人間界で聖女と熠王だった二人が作った鳳凰灯を愛でながら、酒を酌み交わします。

私の妃にと言う旭鳳に錦覓は、婚約を破棄するよう父上に話してみる。そうしたら…私はもちろん喜んで あなたの妃になるわと答えます。

そして2人は結ばれるのでした。

そんなある日、旭鳳は潤玉に、天界の権力を争う気はない。母上の罪も償う。錦覓との婚約を解消してくれ。望むのは錦覓の自由だけだと頼みます。

潤玉は、錦覓との婚約は父上と水神が定めたもの。私の一存では解消できない。それに天界の権力は父上と義母上のもの。
誰が得るかを決めるのは私たちではなかろう 分かるか?と
聞きます。

旭鳳は、私と錦覓は相思相愛だ…兄上とでは幸せにはなれない…と告げます。

潤玉は何も言わず立ち去ります。

潤玉は、今から私の運命は私のもの。この瞬間から自ら道を選ぼう。錦覓 君を話しはしない!と強い意志を示します。

一方、錦覓は水神に、天界において一度 定められた婚約は
取り消せないのですか?と尋ねます。

夜神との婚約を破棄したいと?と問う水神に錦覓は、魚さんは母君を亡くしたばかりでとても言えません…でも…と言いかけると、

水神は、お前の母親に会いに行こう…梓芬の前で本当のことを話せ…花神への就任を蹴ったのは花神のためか?と問います。

錦覓は、そうです。鳳凰と将来を誓い合いましたと答えます。

水神は、お前と火神が 深い情で結ばれたのは知っているが
お前の生涯においては はかない記憶だと諭します。

錦覓は、それは違います。人間の生涯は天界では ほんの一瞬だけど 忘れがたいもの。私は鳳凰のためなら殉死したはずですし、鳳凰も同じことを…まさに愛です。父上と母上もそうだったのでは?すべて捨てる覚悟だったはず…と本当の気持ちを打ち明けます。

水神は、現実は 思うほど簡単ではない。私は天后が夜神の生母を殺すのを見た。火神の妃になれば苦労するのは目に見えていると説得します。

錦覓は、いずれ向き合わなければならない問題でしょう。選んだ以上逃げるつもりはありませんと意志を曲げないのでした。

お前を 梓芬の二の舞にしたくないのだ…と心配する水神に錦覓は、父上 過去は巻き戻りません。同じことが起きるとは限らないでしょう。神仙になっても守りたい人を守れず支えたい人を得られないなら意義がありません。むしろ 苦しく短い人間の生涯の方が痛快で真心にあふれていると話します。

水神は、熱意だけでは解決できぬこともあると言います。

でも 熱意は必要ですと譲らない錦覓に水神は、長い目で考えろ。妙案が浮かぶまでは軽率に動くなと言い聞かせるのでした。

 つづく

霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛の姫〜あらすじ34話
(感想)

もう、旭鳳と錦覓は結ばれちゃったんだよね〜💕💕💕

水神や、潤玉も、知らないんだよね〜

潤玉が知ったら、怒り爆発だよ💣

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