大唐見聞録ー皇国の使者ーあらすじ31話
李承乾の弟・李泰(魏王)は雲燁に、爆弾はまだできてないのかと文句を言に来ている所に、安蘭が食事を持って入ってきます。
安蘭は李泰が来ていることに気がつき一瞬動揺しますが、雲燁と目が合い、見つからずに外に出ます。
雲燁は李泰に、安全弁を付けずに生産を始めてしまえば事故が起きる可能性が高く危険すぎると言います。
李泰は、何名か別の場所で作らせろ。生産が早まるなら民が犠牲になっても構わぬと非情なことを言います。
雲燁は、民の命はともかく 陛下との約束をお忘れか?俺は責任を免れないが 魏王も罪を問われるぞと答えます。
そこに辛月が食事を持って入ってきます。
食事は不要と言ったはずだと言う雲燁に辛月は、届けさせて お祖母様が安心するわ。食べてくれれば私も来た甲斐があると
言います。
その後、辛月は李承乾に、昨日 火器を製造中の玉山にいきました…そこに李泰がいたと伝えます。
郊外の玉山にまで李泰が…とつぶやく李承乾に辛月は、すでに玉山に住んでいるようです。皇子とはいえ李泰は軽薄で無能な者。なのに軍の重要な任務に就けるなんてと言います。
火器の数は?と聞く李承乾に辛月は、兵士も共に製造していて倉庫の中には およそ100余りだと答えます。
李承乾は、李泰は栄達のために大手柄を狙っている…放ってはおけぬ。大丈夫だ 何とかする。君は体さえ大切にすればいいと辛月を抱き寄せるのでした。
李承乾は候君集に、李泰は毎日 玉山で爆弾作りの監督をしている。完成品は100余りだとかと情報を流すのでした。
候君集は、爆弾が前線に運ばれれば戦に勝てる。そして李泰は軍功を立てて日に日に地位が高まるでしょう…権力を思うまま振るうようになります…かつての李世民のように。そうなれば
殿下は李建成(李世民の兄)と同じ目に遭うでしょうな。李泰が力をつけぬうちに排除しましょう。陛下が留守の間に李泰を玉山で爆死させるのですと唆します。
候君集は李承乾が帰ると、辛月を始末するように命じます。
一方、李世民は高士廉に、雲燁は まだそなたを疑っていると
話します。
高士廉は、玄武門の件は調べるなと警告してやっては?と言います。
あれは そんな殊勝な男ではないと答える李世民に高士廉は、
何かやらかしそうで少し心配ですと言います。
李世民は、奴は安蘭と若蘭の仇を討とうとしている。一途なだけだ。心配することはない。それより事件の黒幕がそなたではないなら本物の黒幕は…と問います。
何をおっしゃりたいのですか?と聞く高士廉に李世民は、その者が尻尾を出す頃だと含み笑いをして立ち去ります。
そんなある日、李世民は太上皇の陵墓で墓守をするために、長安にいない間、承乾に政務を一任します。
その頃、雲燁は常何将軍に薬を入れた酒を飲ませ、〝私は申国公だ。私が戦いもせず秦王(李世民のこと)の劣勢の後に玄武門に駆けつけたと!納得できん″と演技します。
常何将軍は、私の前でとぼけないでください。宮門を開けてやったのは この私ですよ。墨家の者が着く前に皇宮に逃げたでしょうと話すのでした。
雲燁はその話を安蘭に伝えます。
安蘭は、常何将軍はお父様の腹心でしょ。もしかしたら
お父様に頼まれて私たちをだましているかもと信じることができないでした。
辛月は候君集の手下と玉山に向かっていました。
候君集の手下が、火薬庫に火をつけます。
大爆発が起こり、足をくじいた辛月と雲燁は共に逃げます。
一方、李世民は高士廉と共に皇宮を離れます。
それは高士廉が皇宮にいると思っている黒幕が皇宮にくることを予想していました。
その頃、安蘭は皇宮に忍び込みますが罠にはまり、尾行してきた公輸木は安蘭をたすけるために身代わりになるのでした。
つづく
大唐見聞録ー皇国の使者ーあらすじ31話
(感想)
李承乾も李泰も、保身のためにしか動かない。
ダメダメ皇子たちだわ😩
辛月も魔物に憑かれたように 李承乾の言いなりだし😱
安蘭も、自分勝手すぎる😰