花不棄〈カフキ〉-運命の姫と仮面の王子-あらすじ11話
「ありし日の舞」
陳煜(ちんいく)は花不棄に鉢を返し、今日から王府に住め。むやみに出歩かず用事は侍女に申し付けよ。王府にとってそなたは招かれざる客だと言います。
花不棄は、安心して。世の令嬢を見習って屋敷から一歩も出ないし迷惑はかけないと答えます。
やけに素直だなと言う陳煜に花不棄は、殿下に従えば穏やかに過ごせる。だけど私そのものが不機嫌の種なんだし 従順でいなきゃ…いつか殿下が従順な犬にほだされる日が来たら出かけられると答えます。
陳煜が部屋から出ていくと花不棄はやっと取り戻せた鉢を胸に、もうすぐ灯籠祭りよ‥芋を洗うような混雑に紛れたら きっと赤殿を捜しにいけるとつぶやきます。
陳煜は明月山荘に行き柳荘主に、昨今 都は物騒でな…莫若菲は先月 天門関で襲われ、大晦日には仕掛け武器で狙われた。
近頃の悪党は益々増長しておる こたび私は陛下より灯籠祭りの警護を任された。しかし大変な人出ゆえ手ぬかりが生じるやも…どこぞの粗忽者が山荘の灯籠にぶつかっても気にするなと
忠告します。
一方、明月山荘にいる青蕪と莫府に潜入している青妍は双子で瓜二つなのでした。
そして待ちに待った灯籠祭りの夜
意匠を凝らした灯籠が人々の目を楽しませていました。
そんな中、皇帝と信王そして陳煜までもが明月山荘の優勢を予想しますが、莫若菲を勝たせたい不棄は面白くないのでした。
そんな不棄は明月山荘の船に乗り込んで邪魔をし、そのうち、明月山荘の舞い手が天門関で襲ってきた賊の首領に似ていることに気づきます。
花不棄は莫若菲に、船の上で面紗をつけて舞う娘が賊の首領に似ていたと知らせます。
それを聞いた莫若菲は剣声に、あの娘は青児と似ておらぬか?と聞きます。
明月山荘の船での演舞は薛菲の自作の振り付だと気づきた信王はありし日の薛菲を思い出します。
結果は明月山荘の勝ちでした。
つづく
花不棄〈カフキ〉-運命の姫と仮面の王子-あらすじ11話
(感想)
花不棄は、明月山荘の演舞が自分の母が自作したものだと
知らずに邪魔していたのね〜😭
莫若菲は心細やかな人だよね😊