コウラン伝 始皇帝の母 あらすじ5話

コウラン伝 始皇帝の母

コウラン伝 始皇帝の母 あらすじ5話

気に入っていた匂い袋を呂不韋に奪われたコウランは、匂い袋はいらない!好きにして!と怒って立ち去ります。

呂不韋は、コウランの侍女の司徒月(しとげつ)にその匂い袋を、やるよと投げます。

同じ頃、井戸に何者かが粉を入れて立ち去っていました。

後宮の女官たちの一部に高熱や嘔吐の症状が出ます。

蕭紅葉女官は厲(れい)王妃に、医者の言うとおり病人たちを宮殿の外の疫病所に入れてはどうでしょう?伝えます。

それを聞いたコウランは、疫病所は薬が不足し腕のいい医者もおりません。宮殿のどこかに隔離して宮中の医者に治療させては?と反対します。

蕭女官は、何を言うの!病人が出ているのはこの後宮だけなのよ。ここは邪気に満ちているからだと噂をしているのよ!
王妃様の名誉を守るためにも疫病所に入れては?と言います。

そこに宮中の医者である殷小春(いんしょうしゅん)がやって来て、病人たちを宮中で治療させてくださいと頼みます。

コウランは王妃に、今 大勢の病人を動かせば王妃様のご好意が誤解されます。宮殿内に療養所を作って殷医師が治療にあたれば すべての者が王妃様の慈愛に満ちたお心に感激すると思いますと説得します。

万一の時には私に罰をお与えくださいと言う殷医師に厲王妃は、そこまで言うのなら、すべてそなたに任せるわ。ただし
1人でも病人が増えれば首をはねるわよと忠告するのでした。

殷医師はコウランに、妙だとは思わない?病にかかったのは下働きの侍女ばかりよと歩きながら話します。

コウランは、皆 同じ症状ですか?と尋ねます。

殷医師は、ほとんど同じね。だからおそらく病の原因は口に入れるものだわと推測します。

その夜、使徒月は井戸に毒を入れていた宮廷女官の百合(はくこう)を捕まえて、コウランの元に連れてきます。

王妃様の所に連れて行かれそうになった百合はコウランに、
蕭女官に命じられました。西側の井戸のあたりには下っ端の侍女が多く住んでいるのでそこに薬を撒くようにと!今度は東側の井戸にも…本当は私も嫌だったのです。あなたをはめるため
命令に従わなければ殺すと言われました。私が死んだら両親の面倒を見る者がいなくなります。どうかお助けください。
罪を償うために薬の受け渡し場所に案内しますと命乞いをします

コウランは、一度だけ信じると答え、司徒月(しとげつ)の耳元で何かを話します。

コウランは、使徒月と百合を連れて約束の場所で待っていると、蕭女官が現れます。

蕭女官はコウランと司徒月(しとげつ)、白合を厲王妃の元に連れて行き、この3人が話し込んでいました。何かよからぬことを企んでいるかと…と言います。

どう言うこと?と問う厲王妃に白合は、司徒月(しとげつ)が井戸に毒を撒いているの見てしまったために私はコウランさんに脅されたのです。本当の狙いは王妃様ですと言います。

コウランは、なぜ私が王妃様のこと傷つけるのでしょう…理由がありませんと否定します。

蕭女官は、もともと王様はあなたを側室にする気だった。でも王妃様の目にとまり女官となった…内心不満だったんでしょと言います。

コウランは、まずは殷医師を呼び、お話を聞いてみてくださいと言います。

殷医師が入ってきます。これは白合という侍女が持っていた物。調べた所 この薬こそ病の原因でした。これは毒薬です。
毒を持つムカデやサソリを密封し一月ほどかけ精製してできます。作り方は難しく、発覚しても疫病によるものと間違えやすいので毒を仕込んだものは容易く逃れられます。
この毒は〝楼煩(ろうはん)”という騎馬民族が用いていたと言われています。内部の反乱で弱体化したのち 趙によって一掃されました。そのため製法を知っているものはほとんどいませんと告げます。

コウランは、私は邯鄲(かんたん)で育ちました。そんな毒の作り方など存じません。蕭女官は違います。確か先祖は楼煩の貴族ですよね?と聞きます。

そこに雅王女が入ってきて、私にお任せを…真犯人をあぶり出します。白合の裏に誰かいるはずです。誰が指示を出しているか知るために手立てはただ一つ。祖先が戦で使った剣をコウランに持たせ、潔白を証明するために白合を殺しなさい!今すぐ!と命じます。

コウランは、王女様 私が犯人でも殺すことはできます!これでは証明になりません!できません!と剣を捨て、白合が罪を犯したなら法て裁かれるべきです!殺人など許されるはずがありませんと言います。

雅王女は蕭女官に、そなたは?と聞くと

蕭女官は突然、剣で白合を斬りつけますが、剣が壊れ死にませんでした。

白合は、蕭女官です!蕭女官の指示でコウランさんに罪を被せました!と白状します。

厲王妃は、蕭女官を連れて行け!すぐに処刑せよの命じるのでした。

翌日、嬴異人(えいいじん)から何かあったのか?言ってごらんと言われたコウランは、異母妹の岫玉は一緒に育ったのに私のことを恨んでいます。それに蕭女官は何もしていないのになぜか私を恨んでいて陥れようとした。あんまりよ…なぜこんな目に遭うの?酷すぎるわと不理屈なことに腹を立て話します。

嬴異人は、私の母は穏やかで争いは苦手だった…身ごもってから ある人が部屋の前の廊下に油を塗ったり…母の寝所の近くに赤子の骨を埋めたり、私が生まれても そんなことがいつまでも続いた…それで私は母に尋ねた…母の言うには、人が美しければ嫉妬し、人が賢ければ憎む…そういう気持ちは誰にでもあると…でもその嫉妬に飲み込まれてしまう人と 嫉妬を前に進む力に変える人がいる。コウラン…深呼吸して…花の近くにいると風に乗り花の香りが漂ってくる…でも怒っていると香りに気づかなくなる…他人を妬むことも同じだと諭します。

コウランは笑顔になり、私が恨みの穴から抜け出せないと…?
と聞きます。

嬴異人は、素直になって 周りを見るといい…悪人も多いが善人はもっと多いと励まします。

コウランは嬴異人と話をして、気持ちが晴れるのでした。

そんなある日、蜀候夫人(しょくこうふじん)が息子の嬴克(えいこく)連れて秦から20年ぶりにやっと帰国します。

思い出の詰まった趙国邯鄲は、すっかり変わっていました。

蜀候夫人は厲王妃の実の妹で、邯鄲に帰るとすぐに会いに行きます。

蜀候夫人は、秦辺境で小さな野鳥ですら住みつかないような荒れた地で、私は罪人の妻。寒い冬でもムシロ1枚で過ごし、何度も死のうとした…でも死に切れなかった…姉上が王様を奪ったせいで私は蜀候に嫁がされてこんなひどい目に遭っていると話します。

厲王妃は、それがどうしたの?と聞くと

蜀候夫人は、私は地獄から戻った。王様は私への負い目から
ここへ通した。だから面と向かって姉上と話ができるのよと言うと立ち去ります。

ひと月後、コウランは呂不韋に、なぜ香り袋を取ったの?と問い詰めると、お前が好きだからだと明かします。

からかわないでと言うコウランに呂不韋は、もし本気だと言ったら?と聞きます。

コウランは、忘れないで!私たちは同士よ!権力を手に入れると約束した。ただそれだけ…それだけの関係よと答えます。

呂不韋は、そうだ!その通り!その言葉を忘れるな。呂不韋でも嬴異人でも、どんな男が愛をささやこうが決して飛びつくんじゃないぞ!女は愛に溺れると理性を失うからな…と言います。

コウランは、ご忠告どうも…と答えるのでした。

コウランは呂不韋に、王妃様から10日のうちに蜀候夫人のことをなんとかしろと言われたの。岫玉は姉の私から蛟王子を奪い王妃様は妹から王様を奪った…天下にいい男が少ないから姉妹で取り合うの?相談します。

呂不韋は、なぜ王は蜀候夫人を迎えただけじゃなく、息子を将軍に任じた?と言います。

コウランは、蜀候夫人の息子は…まさか王様の?と驚きます。

呂不韋は、古い話だから、本当に趙の王子かどうか詮索しても意味はないだろう…王に毒を盛ったと罪を着せられ、蜀候と家族は流罪になった。蜀候は途中で亡くなった。最近になって家族は突然赦免され親子揃って咸陽に戻ったそうだ…と話します。

コウランは、夫人は夫の死で秦に恨みがあったが赦免され趙に戻った…何かおかしい?と問います。

呂不韋は、余りにも都合が良すぎないか?趙と秦がちょうど戦をしようとする時だ…裏があっても仕方がないと話します。

そんな中、嬴異人が突然牢に入れられ、公開処刑されようとしていました。

呂不韋とコウランは、そのことで蜀候夫人の狙いが嬴異人だったと気づき、嬴異人様を救わなければ…と策略します。

コウランは雅王女の力を借りたいと告げ、棒叩き20回の罰を受けることになります

蜀候夫人はコウランを仲間にしようとし玉佩を渡します。

その玉佩を使い、蜀候夫人息子を騙し、趙から秦に戻らせます。

コウランは、厲王妃と嬴異人の件をまとめて解決するのでした。

雅王女はコウランの名で蜀候夫人に白桃を贈り、コウランを陥れるのでした。

そのことで、コウランは趙王から蜀候夫人の内通者だと疑われます。

嬴異人は放免されます。

すぐに嬴異人は公孫将軍を連れて牢に入れられたコウランに会いに行きます。

コウランは全身傷だらけだったため殷 小春医師を呼びます。

殷 小春はすぐに牢に来て、コウランの治療をして薬を飲ませる様に命じます。

コウランは、彼女を巻き込みたくないので、二度と来ないように言った。小春は薬を二本残して、三日間後に来ると言って立ち去ります。

呂不韋が逃げた蜀候夫人を連れて王妃に会いにきます。

呂不韋は王妃にコウランのための執り成しを頼みますが拒否されるのでした。

そんな中、義妹の岫玉が牢にいるコウランに会いに来て、罰があたったといってほくそ笑みます。

コウランは蛟(こう)王子に利用されないようにと忠告します。

岫玉は帰るときに金の入った袋を貰った看守は、コウランに乱暴しようとしますが、呂不韋がきて助かります。

コウランは呂不韋に、明日は八つ裂きにされることを知っていて、私はただ死に向かって歩くだけ…残念だわ あなたが大業を成すのを見られなくて…それから新しい同士を探さないと…
美しくて聡明な女子は数え切れないほどいると死を覚悟していました。

呂不韋は、欲しいのはコウラン1人だ!お前は良き理解者であり、同士であり親しい友だ。そして大切な人だ…富と地位、権力を共に勝ち取ると言っただろう。諦めることは許さん!と
励ますのでした。

つづく

コウラン伝 始皇帝の母 あらすじ5話
(感想)

厲王妃も、雅王女も腹黒くて 吐き気がしそう😤

でも、嬴異人の流れに逆らわずひょうひょうと生きる
処世術は見習いたいわ💦

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