コウラン伝 始皇帝の母 あらすじ13話
趙王は側室である雲少妃から、羽王子が傷の手当ては終わったのに、熱が下がらないと伝えられます。
韓の国から贈られた趙王の側室・瓊華(けいか)は羽王子の見舞いに行き、お芝居がお上手だこと!王子はしたたかな方ね。怪我で同情を誘い、王様が信頼するよう仕向けた…と見抜きます。
羽王子は、兄上の蛟(こう)王子は私を殺す気だった。運に恵まれたゆえ命を取り留めた。私が反撃するのは当然だろ?と言います
瓊華は、勘違いしているわ。天から降ってきた岩に救われた。感謝なら混乱を生み出した人にすべきね。
羽王子が王位に就く手助けをするから、二度と韓国に兵を向かわせないでと言います。
羽王子は、共に過ごしたのは たったひと夜なのに信じられるかと答えるのでした。
一方、コウランを救うため怪我した嬴異人(えいいじん)は、内部が深く傷つき完治は無理で最悪 寿命が縮むと
小春医師から告げられます。
コウランは嬴異人の看病をしていました。
嬴異人はコウランに、呂不韋(りょふい)殿を秦に行かせてはならない。秦は戦力をかなり消耗しているから祖父の気性からすると勝利を収めねば気が済まない…趙の兵士の地で大地を赤く染まるまで引き下がることはないでしょう
…今 秦に行けば呂不韋殿の命はない…と告げます。
コウランは呂不韋を訪ね、嬴異人様にあなたを止めるようにと頼まれたの。でも あなたのことはよく分かってる。
呂不韋は意志が強い。心を決めた以上 真っ直ぐに突き進み、その果てに何があるか見ようとする…だから同士だった…今もいい友人。秦との和議と成立を祝してと献盃します。
呂不韋はコウランに、いつから嬴異人様と親密に?と腕をつかみます。
コウランは、嬴異人様は本物の君子。お助けするようあなたにも頼まれたと答えます。
コウランは呂不韋に、私は他人より自分が大事なの。だから1人になっても たくましく生きていく。望むものが手に入るよう祈るわ。あなたも私の幸せを祈ってと告げると立ち去ります。
呂不韋がコウランを愛しているのに本心を隠していると知った司徒月(しとげつ)は、コウランに真実を見せますと
手を引っ張ります。
そこには、怪我をしている呂不韋が池に入り コウランの持っていた壊れた翡翠の首飾りを探していました。
呂不韋はコウランに、この旅は大博打だ。私が勝てば これまでの苦労が全て報われる。だが負けたら…ためらわず嬴異人を捨てろ。命を救ってもらった恩などきれいに忘れるんだ。邯鄲の私の店にすぐに行き、金目のものをかき集めてそのまま遠くに逃げろ。たとえ権力がなくても富を手に入れられる。自由を謳歌しろ。恋人を作ってもいいが
嫁ぐな。男の甘い言葉を信じるなと告げます。
コウランは、覚えておくわ。死ぬ前に色々とお気遣い感謝していると言います。
呂不韋は、コウランに口づけをして、二人はお互いの気持ちを確かめ合うのでした。
司徒月はそんな二人を見てほっとするのでした。
翌日、呂不韋は趙国使節団を率いて城を出て、秦国に向かうのでした。
使節団が秦国の国境に来た夜、蛟王子が送った間者に奇襲を受けます。
呂不韋は戦っている時に翡翠のペンダントを落とした後、刺されてしまい崖から転落してしまいます。
趙王と羽王子は皇宮に戻ってきた趙国使節団から呂不韋が秦懐玉の者に殺害されたと伝えられます。
コウランは呂不韋が身に着けていた翡翠を受け取りますが、呂不韋はかならず戻ってくると言ったの…私とちゃんと約束したのに…必ず生きて戻るって…待ってろって…と
呂不韋…私を騙したわね!と泣き叫ぶと意識を失います。
嬴異人は食事も取らず悲しみに暮れるコウランに、感情を吐き出し気がすむまで泣いてほしいと慰めます。
殷小春は、自分の愛する逸王子も、いつかは呂不韋のようになるかもしれないと思い涙を流すのでした。
殷小春は、逸王子に皇宮を出ましょうと言いますが聞き入れられなかったため言い争いになります。
殷小春は、通りかかった高将軍に重要な話があるといって、逸王子を残し立ち去ります。
高将軍は殷小春に利用されたから逸王子に報復すると言うと殷小春は、逸王子を命がけで守る逸王子が死んだら後を追うわと言います。
逸王子はそれを聞いて、私もお前と地の果てまで行く覚悟だと手を握り、ここを出ようと約束し抱き寄せます。
その頃、呂不韋は崖に落ちたが、死んではいないのでした。
多くの従者を連れて秦に到着し、太子の安国君の息子である嬴子傒(嬴子傒)の接待を受けます。
呂不韋は秦に来てから2ヶ月を過ぎても安国君には一度も会えずにいました。
呂不韋は嬴子傒に、どうかお取り次ぎをと頼みます。
呂不韋の本当の目的は、嬴異人の後ろ盾を求めることでした。そして太子の妻の華陽夫人に会いたいと思っていました。
呂不韋は戦略を変えて、貴重な真っ白な山イタチの毛皮のコートを華陽夫人に贈ります。
一方、雅王女は嬴異人と駆け落ちしようと考え、
世界の果てまで逃げてもいいと思っていると嬴異人に告げます。
嬴異人は、あなたを何とも思っていないのに危険を冒すようなことはさせられませんと拒みます。
ある日の深夜、呂布偉を追って秦の国に行った使者は、密かにコウランと会って、陳副官が呂不韋を殺した後、何者かに殺されたのを見たと伝えます。
そこに雅王女はコウランが夜中に使者と密会をしているという知らせを受け、王妃とやってきたのでした。
コウランは使者に、王妃様に使節団襲撃の真相を話しなさいと命じます。
すると使者はいきなりひざまずいて、コウランと恋愛関係にあると偽りを話します。
コウランは冷静に自分と使者は無実であり、これは陰謀ですと言います。
王妃は、実に軽率ね…そなたには失望したわ…と言います。
その時、嬴異人が現れ、私の想い人を誰に嫁がせるのですか?と聞くのでした。
つづく
コウラン伝 始皇帝の母 あらすじ13話
(感想)
呂不韋が生きていることを知らず、悲しむコウラン…
そんなコウランを慰め励ます嬴異人…
この後 どうなるのかな〜
嬴異人を自分のものにしたい雅王女の嫉妬は、益々激しくなりそう😱