コウラン伝 始皇帝の母 あらすじ22話
趙にいるコウラン母子と殷小春に、太子夫人として秦に行けることを公孫将軍から伝えられます。
公孫将軍は共に趙について行きたいと告げられたコウランは、自分たちを助けたせいで趙で冷遇されていることを心苦しく思っていたので受け入れます。
趙に向かう馬車の中で殷小春はコウランに、新たな地で精一杯生きると言うのでした。
そんな旅中、風邪をひいたコウランに殷小春は、政のことは任せてゆっくり休むように言うと、政の姿がないことに気がつき捜します。
すると林の中で、殺されている公孫将軍を見つけ、川の方で政の声が聞こえてきます。
虞平が政を川に沈め岸に上がってくると殷小春の首を絞めつけます。
政が虞平を背後から刺し殺し殷小春を助けるのでした。
コウランたちは長旅を経て秦に到着します。
コウランは女官たちに太子夫人とは呼ばれず、〝趙姫”と呼ばれます。
一方、捕虜の少年たちをいたぶって遊ぶ范雎の娘(雅王女)に、華陽夫人は嫪 毐 という少年をもらっていきます。
その頃、子楚(嬴異人)はコウランの宮中入りを華陽夫人が拒んでいることを知り呂不韋に相談します。
民の噂を伝えられた秦王は子楚を呼びます。
コウランたちが疫病所に連れていかれそうになった時、
子楚が現れ、遅くなって済まなかった…とコウランを抱きしめます。
子楚はコウラン母子を宮中に連れて行きます。
そして、それまでずっとついてきてくれた殷小春とは、
そこで別れるのでした。
宮中に着くと王妃に呼ばれた子楚は、政務が忙しくて迎えに行けないでいたため、咸陽中に妙な噂が流れました。父上に直ちに迎えに行けと命じられ向かったのですが、私が到着した時 1人の女官が大勢の者を引き連れ太子夫人と王孫を侮辱していたので、その場で女官を叩き殺すよう命じました。まさか母上に仕える女官ではありませんよね?とわざとに聞きます。
王妃は、まさか…そんなことをするわけがない。趙姫は趙王が送った女子。側室とはいえ長男を産んだ者。宮中に入るのは当然。明日にでも子を連れてきて私に会わせてと言います。
子楚は、コウランは私の妻ですと答えます。
王妃は、妻ですって?先祖の墓を参拝した?婚姻は2人だけの問題ではない。一族の盛衰にも関わる。祖先に婚姻の報告をし、祖先の霊の庇護を受け一族に認められなければ太子の妻にはなれないと拒みます。
子楚は、父上もコウランを私の正室にとお考えですと言います。
コウランも、妻を捨てた者は軽い罰で済みますが体面か。損なわれます。よくお考えください。咸陽の噂をご存じのはず。皆 太子が秦に戻り妻を捨てたと言っています。
子楚様は世継ぎでいらっしゃいます。このような汚名を被ったまま国を導けるでしょうか。私は8年もの間、息子を育て守ってきました。天下の誰もが知っています、私は嫡子の息子のために正室を譲れないと凛とし冷静に話します。
子楚は、これまでもこれからも妻はコウラン1人ですと言います。
王妃は、帰っていく2人が憎らしくて顔が青ざめ、コウランがあれほど気が強いとはとつぶやきます。
その頃、嬴子傒は雅王女に、ここ数年諸国に人をやり趙の王女の肖像画を手に入れて驚いた…私が娶った女子が趙の王女だったとはな…と言います。
つづく
コウラン伝 始皇帝の母 あらすじ22話
(感想)
子楚(嬴異人)は本当にコウランを愛していたのね💓
趙の厲王妃、雅王女、秦の華陽夫人、王妃、コウラン、皆
男より強い女子ばかりだね!😅